UV+Gradient+Bump=コーキング目地

みなさん、おはようございます。
柳村です。

今日は、ちょっとした小技をご紹介します。

建築モデリングでコーキング目地を表現する際、
今までは、目地の凹凸をポリゴンで表現していました。
しかしポリゴンを凹ますと、余計な部分の処理が面倒ですし、
変更が入った際には、もっと面倒です。

そこで、テクスチャで済ましてしまう方法です。

目地の部分のポリゴンをスライスするのは変わりませんが、
実際にポリゴンを凹ませずバンプで処理するので、変更が入っても、修正が容易です。

そらからテクスチャ処理なのでコーキングの微妙な
表面張力っぽい歪みも簡単に再現できます。


まずは、コーキング目地のになるポリゴンを刻みます。


次に、刻んだポリゴンをUV展開します。
この時にU座標に、びちびちになるように展開し、
コーキング目地の左端が0.0、右端が1.0になるようにフィットさせるのがポイントです。


目地のポリゴンにマテリアルタグを割り当ててグラディエントを追加し、
エフェクトをバンプに設定します。
また、Projection TypeはUVにして、
先ほど作成した、UVマップを指定してください。

そして、グラディエントのインプットパラメータには、"Texture U" を指定します。


Edit Gradient でグラディエントのグラフを以下のように編集します。
0.0と1.0の時にはValueを0%。
0.5の時に-100%
(キーを打つには、マウスの中ボタンをクリックしてください)


いわば、このグラフの曲線がコーキングの”たわみ”具合ですので、
形を変えてみても面白いと思います。

これで設定は終わりです。
とても簡単で、ほかにも色々応用がきくと思いますので、
ぜひとも、おためしあれ。

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